増加する孤立無業者

この記事を書いたのは:高橋寛

20~50代の未婚で、学校にも通わず仕事もせず、ずっと一人暮らしか一緒にいるのが家族だけ、総じて社会との接点が少ない。こんな人たちを「孤立無業者」と呼んでいるそうです。

景気低迷に伴う就職難やリストラなどで急増し、孤立無業者が全国で160万人もいると言われています。特徴は中高年の男性がなりやすいとのことです。通学も仕事もしていないニートは30代半ばまでの人を指しますが、ここにも高齢化が及んでおり、将来に暗い影を落としています。

個々人のやる気の問題と断じるのは簡単ですが、最も悩み苦しんでいるのは本人です。ニートや孤立無業者の人たちにどう手を差し伸べるかが、社会の課題の一つです。

政府の教育再生実行会議の提言があり、いじめ対策は緊急を要する問題ですし、徳育も大切です。そして、社会で生きていくためにはコミニケーション能力、人間力が欠かせません。今の社会で求められているのは、人間力教育ではないでしょうか。


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高橋寛