マンション内のロック歌手の歌声が違法とされた事例

この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

マンションの階下のロック歌手の歌声が受忍限度を超える騒音であるとしてマンション住民の夫婦と訴訟になった裁判があります。

ロック歌手の歌声の測定結果は、居室に伝播する騒音レベルが最大41デシベル程度であったので、東京都の環境条例の深夜(午後11時から翌日午前6時)の規制基準(50デシベル)以下であることから問題となりました。

裁判所は、ロック歌手の歌声は生活音とは異質な音であること、マンションの防音効果を考慮すると建物内では環境条例よりも厳格な数値が求められることを考慮して、ロック歌手の歌声を受忍限度を超える違法のものし、夫につき12万円、妻につき24万円の損害賠償を認めています


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旭合同法律事務所(名古屋)