空き家・空地

景観の悪化と周囲の不動産価値下落の危険

空家が社会問題となっているのは、その空家自体の危険性もさることながら、空家の周辺環境に「景観悪化」と「治安悪化」という悪い影響を及ぼすからです。治安の悪化については、別のページに述べていますから、ここでは景観の悪化について考えてみましょう。

建物が老朽化し、雑草が高く伸びて長い間、人が足を踏み入れていない空家は、著しい景観の悪化をもたらします。空家が目立つ地域は、快適な住環境が破壊され、住民や訪問者の不快感が増幅されます。地域のイメージが大きく損なわれているからです。

また、空き家はその周辺不動産の遺産価値の低下を招きます。あなたは、雑草が生い茂り今にも崩れそうな空家の隣や、向かい側に何千万円ものお金を払って自宅を建てますか。多くの人は嫌がります。

自宅を買おうと考えている人は、金額が同じであれば、周辺環境の良好な所にある住宅を探します。家を借りて住もうとする人だって、少しでも環境の良い所を求めます。

多くの人が嫌がる場所は、多くの人が欲しいと思う場所より取引価格は割安になってしまいます。管理されないで荒れている空家が目立つ地域に住んでいる人の自宅やマンションを不動産鑑定士に評価してもらうと、きっと「周辺に空家が目立ち、住環境劣化」などの説明書きが付けられ、空家のない地域の建物よりも評価額は低くなります。空家の存在が周辺不動産の下落という悪影響を及ぼしているのです。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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