刑事事件

大逆事件を知っていますか

明治43年、天皇の殺害を計画したとして幸徳秋水らが大逆罪(皇室危害罪・昭和22年廃止)で大審院(最高裁)に起訴されました。

大逆罪は、大審院で審理され、かつ、終審となっており、刑罰も死刑のみです。

大審院は、審理を非公開とし証人申請をすべて却下した上、わずか1か月ほどの審理で幸徳秋水ら24名について大逆罪にあたるとして死刑判決を言い渡した。

死刑判決を受けた24名のうち12名は特赦により無期懲役刑となったが、幸徳秋水を含む残り12名については、死刑判決からわずか6日後に11名、その翌日に1名の死刑の執行が行われたという事件です。

戦後、多数の関係資料が発見され、そうした資料により、社会主義者、無政府主義者、その同調者、さらには自由・平等・博愛といった人権思想を根絶するために当時の政府が主導して捏造した冤罪事件であったといわれています。
日本の刑事裁判の暗黒史とも言われていて、死刑廃止論者の中にはこの大逆事件を指摘される方もいるようです。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

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