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保険商品の銀行窓口販売

一時払い終身保険は、2005年12月22日に銀行窓口での販売が解禁されています。

契約時に保険料を全額払い込むタイプの保険商品です。

この保険商品は、経過年数によって死亡保険金や解約返戻金が増加していくという、死亡保障とともに貯蓄性をも有する商品です。

このような商品特性から、「預金より利回りの良い商品」などと勧誘されることがあります。

しかし、終身保険は元本割れを起こさない定期預金とは異なり、元本保証の商品ではありません。

契約の中途解約を行った場合、経過年数によっては解約返戻金が一時払い保険料を下回ることがある商品です。

銀行の窓口販売における国民生活センターの相談事例では、高齢者の相談事例が多いようです。

高齢者は、保険商品であることを理解できず、預金と誤解したまま契約が結ばれているケースが目立つとのこと。

また、経過年数によっては、中途解約時の解約返戻金の金額が元本を下回るというデメリットについての説明不足のトラブルもあります。

そもそも保険契約を望んでいない消費者や契約内容を理解できない消費者に販売が行われるなど、適合性の観点からも不適切と言えるケースもあります。

高齢者の財産管理を含めて高齢化社会の問題点は多いですね。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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