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戸籍の無い子どもにも就学の機会を

戸籍のない小中学生が2015年3月現在で142人いることが分かり、2015年6月の時点では186人に増えていることが分かった、と報道されています。

日本人の子として誕生したにもかかわらず、戸籍のない人が生じるのは何故でしょうか?

親が出生届を出さないからです。

親が出生届を出さないのは何故でしょうか?

民法772条によって、離婚後300日以内に出産した子は元夫が父になるため、DVなどで避難している母親が出生届を出せないからです。

母親は、居場所をDV夫に知られたくないため離婚手続きをとることさえためらいます。そのうちに自分を守ってくれる男性と出会い、一緒に暮らすようになって出産するケースもありますが、本当の父親の子として出生届を出そうとしても、現在の法制度では受理されません。

戸籍がない人でも、自治体の判断で住民票を作る運用をしているところもあります。また、戸籍がない子どもでも小中学校には入学できます。「無戸籍のままでは学校に通えない」と誤解したままの親もいるので、文科省は、自治体に対し無戸籍の子どもが就学の機会を失わないよう取組みの徹底を求めています。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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