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意識を失った運転手に無罪判決

タクシーを運転中に持病の薬の副作用で意識を失って、歩道の男性をはねて重傷を負わせた事件です。

被告は71歳のタクシー運転手で、自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)の刑事裁判です。

被告は、福岡市をタクシーで時速約30キロで走行中に意識を喪失し、男性をはね骨盤骨折などの重傷を負わせたました。

裁判では、被告がめまいを覚えてから意識喪失までに運転を中止できたかどうかが問題となりました。

検察側は「意識を失うまでに数秒あり、十分な時間があった」と主張していた。

裁判所は、ドライブレコーダーの記録などから「頭が熱くなり、そのまま気を失った」という被告の供述の信用性を認めたうえで、「体調の異変から気を失うまでの間は一瞬」として、あわせて、これまでに薬による意識障害もなく、予見可能性も認めなかったことから、運転中止は困難だったと判断し無罪判決を言い渡しました。

過去の病状認識が問題になりますね。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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