ネットバンキングの被害補償
この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)
ネットバンキング被害と銀行の補償
最近、インターネットバンキンキングをしている方で、預金等の不正払戻しで被害を受けている方がみえます。
このような場合の補償はどうなっているのでしょうか?
偽造カードや盗難カードによる被害については、いわゆる預金者保護法があり、これに基づいての救済がありますが、インターネットバンキングについては特に補償に関する法律はありません。
しかし全国銀行協会の申し合わせで、被害者に過失がない場合には、原則補償するという方針があるようです。
ここで過失がない場合とは、どのような場合かが問題になりそうですが、これは各銀行の判断に任せるということになっているようです。
パスワードの変更管理やパソコンのセキュリテイの不備があった場合に、銀行がどう判断するかが問題になると思われます。
戸田裕三
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旭合同法律事務所(名古屋)