別件逮捕について県に賠償命令
この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)
男性がカッターナイフの所持容疑で現行犯逮捕されました。逮捕された男性の尿検査の結果、覚せい剤取締法違反容疑で再逮捕されました。
男性は、カッター所持容疑の現行犯逮捕は違法な別件逮捕であると主張し、国と福岡県に慰謝料800万円を求めた裁判を提起しました。
福岡地裁小倉支部は、「福岡県警による違法な逮捕で身柄を拘束され、精神的苦痛を受けた」と判断し、「別件逮捕は違法」と認定して、福岡県に30万円の支払いを命じました。
なお、国については、「尿から覚せい剤の成分が出ており、検察官による勾留請求に不合理はない」として、国への請求は認めていません
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旭合同法律事務所(名古屋)