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小説での名誉棄損

作家の中村うさぎさんの小説で名誉を傷つけられたとして、大阪府在住の女性が、中村さんと発行元の太田出版(東京都新宿区)に1000万円の慰謝料を求めた訴訟の判決がありました。

問題は、中村さんが、ペンネームを使いインターネットなどで著作活動していた女性をモデルにした小説を、太田出版の雑誌に連載したことです。2010年に同社から「狂人失格」として単行本化されています。

裁判所は、「著書に実名は記載されていないが、女性を知る人が読めばモデルと推認される」と指摘しています。そして、「社会的に適合しない異常な人物であるように人格や身体的な特徴を描き、名誉を低下させた」と認定し名誉毀損(きそん)とプライバシーの侵害を認め、中村さんと同社に100万円の支払いを命じています。

最近は名誉棄損の慰謝料額の高額化傾向があるので、100万円の慰謝料額は低いと感じます。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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