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交通事故から20年以上経過した裁判

不法行為は20年経過すると除斥期間の満了という理由で権利が消滅します(民法724条後段)。

交通事故で珍しい裁判があります。

交通事故から20年以上経過した裁判ですが、整形外科医師による症状固定診断に基づく自賠責保険の事前認定が20年近くかかった事例です。

裁判所は、事前認定の結果が出る前に訴えの提起を求めることが困難であること、事前認定を受けても訴えを提起するには6か月間は通常必要であることを指摘し、症状固定認定手続きから訴え提起までの経過は、損害賠償請求権を行使する一連一体の行為と捉え、除斥期間の適用を否定しました(水戸地裁下妻支部平成25年10月11日判決)。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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