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「勝手踏切」は勝手に閉鎖できない。

地域の生活道路でありながら踏切が無い個所が、全国には限りなく存在します。踏切ではないのに、住民たちが線路の横断場所として使っている所が「勝手踏切」と呼ばれている場所です。

新幹線特例法ができるまでは、歩行者が電車や汽車の来ない時間帯に、線路をひょいと横切ることが咎めれれることはありませんでした。しかし、正規の踏切ではないため、遮断機も警報機も設置されておらず、危険性が高く死亡事故も起きています。

JRは、これまで危険な「勝手踏切」を封鎖しようと試みました。

住民側は「近くに踏切が無く、利用者も多い」として、踏切の設置を要望し、踏切封鎖に反対しています。

JRは、住民の合意を得ないで勝手に封鎖することもできず、長年放置されてきました。

鉄道の高架やアンダーパスによる立体交差を推進し、踏切の減少を施策とする国は、鉄道踏切の新規設置を事実上認めていないため、危険な横断をやめさせるため正規の踏切にする、という解決策が使えないのが実情です。

報道によりますと、このたび住民の合意が得られたとして、6月26日、JR西日本は京都府内の「勝手踏切」の一つを閉鎖する工事に着手しました。


この記事を書いたのは:旭合同法律事務所(名古屋)

愛知県名古屋市にある法律事務所です。

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